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ゼロラボ施術情報

ボトックスの耐性、他人事でしょうか

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こんにちは。弘大入口(ホンデイック)駅1番出口のゼロラボクリニック、代表院長のキム・ドンウォンです。

「以前は4か月もったのに、最近は2か月で切れてくる気がします」——診察室でこうしたお話をよく伺います。私もこう言われると、まず自分の施術を振り返ります。ただ、一度は確認しておきたいのがボトックスの耐性です。今日は耐性がなぜ生じるのか、どのような方が特に気をつけたほうがよいのか、施術間隔と用量はどう設定するのが安全なのかを、研究の根拠とあわせて整理してお伝えします。

ボトックスの耐性、カバー画像

ボトックスの耐性、体の中では何が起きているのでしょうか

トキシンは細菌がつくるタンパク質です。体がこのタンパク質を異物として認識すると中和抗体をつくり、抗体が一定量を超えて蓄積すると、注射したトキシンは筋肉に作用する前に無力化されてしまいます。最初はよく効いていた施術が次第に持続期間が短くなったり、まったく反応しなくなったりするもので、これを二次性無反応(secondary non-response)と呼びます[1]。

頻繁に起こることではありません。治療目的でトキシンを使用した患者8,833人を解析したメタアナリシスでは、中和抗体が確認された割合は1.8%でした[2]。ただしこの数字は医療的適応を対象としたものであり、美容目的でより若い年齢からより頻繁に注射する流れが続くなかで、状況が変わりうるという指摘も出ています[3]。

アラガン・エステティックス インフィニティ トロフィーとキャンペーン参加パネル

アラガン・エステティックス インフィニティ トロフィーとキャンペーン参加パネル

耐性のリスクを高める要因

要因何が問題になるのか
3か月未満の短い施術間隔反復して曝露する間隔が短いほど、抗体が形成されるリスクが高まる要因として挙げられています
1回の投与量が多い場合一度に体内へ入るタンパク質の量が多くなります
累積投与量長く、頻繁に受けるほど総曝露量が積み重なります
2〜3週間以内のタッチアップ短い間隔での追加注射もリスク要因として併せて挙げられています
耐性が生じる過程

上記の項目は、美容目的のトキシンにおける二次性無反応を扱ったレビュー論文で整理された内容です[1]。共通点がお分かりいただけると思いますが、その多くはどれくらいの頻度で、どれくらいの量を注射するのかという問題です。製品を選ぶことよりも、施術計画をどう立てるかが先になる理由です。

複合タンパク質の話は、どこまでが根拠なのでしょうか

製剤に含まれる複合タンパク質が免疫反応を刺激する補助因子として働きうるという説明も、同じレビューに併せて記載されています[1]。複合タンパク質を含まない純粋なトキシン製剤がこの点で有利だという話は、ここから出てきたものです。

ただしこの点は慎重に申し上げるのが適切だと思われます。先ほどのメタアナリシスでは製品ごとの中和抗体の発生率は7.4%から0.3%まで幅があり、複合タンパク質を含む製剤のなかにも0.3%と低い結果が出たものがありました[2]。複合タンパク質の有無だけですべてが説明されるわけではなく、製造工程やタンパク質の総量といった変数が一緒に関わっているということです。ですので当院では、複合タンパク質さえ避ければ耐性の心配がなくなる、といったご案内はしておりません。

ゼロラボクリニックで使用しているボツリヌストキシン製剤

当院で使っているトキシン製剤です。箱の表記からして複合タンパク質の有無が分かれます。

こうした場合はカウンセリングの際に必ずお知らせください

  • 僧帽筋やふくらはぎのような大きな筋肉に施術を受ける場合、顔よりも用量が多くなります
  • ダーモトキシン(スキンボトックス)のように短い間隔で繰り返す施術を続けてこられた場合
  • 20代からエラボトックスを定期的に続けてこられた場合、累積した曝露の期間が長くなります
  • 複数の部位を同じ日にまとめて受けてこられた場合
  • 効果が早く切れると感じて施術間隔を前倒しし続けてこられた場合

美容目的の施術で用量が増え、開始年齢が下がっていく流れが、アジア圏で耐性リスクを高める背景として指摘されたことがあります[3]。上記に当てはまる方は、製剤の選択をカウンセリングの段階で一緒に検討されることをおすすめします。

中和抗体が確認された割合

当院でご案内している基準

  1. 施術間隔は最低3か月、可能であれば3〜4か月以上あけていただくことをおすすめしています
  2. 効果を補おうとして2〜3週間以内に追加で注射するタッチアップは、できるだけ控えていただくほうがよいと思われます
  3. 部位ごとに必要な最小用量から始め、習慣的に用量を増やすことはしません
  4. 施術した部位と時期、使用した製剤を記録しておいていただくと、後の判断がずっと正確になります
  5. ボディボトックスとダーモトキシン(スキンボトックス)は特に注意して見ています。一方は用量が大きく、もう一方は間隔が短くなりやすいため、先ほどのリスク要因にそのまま当てはまる施術です。この場合は製剤の選択まで一緒にご相談します
施術間隔を管理する基準のタイムライン

効果が以前ほどではないと感じられるとき、その原因が必ずしも耐性とは限りません。注射した部位や用量、筋肉の状態、保管状態の問題である可能性もあるため、当院ではまず施術歴から一緒に確認していくようにしています。開院7年目で20万人を超える方々にお会いしてくるなかで整理された原則は単純です。急いで前倒しにしないこと、必要な分だけ使うことです。

どの製品に変えればよいのかというご質問をよくいただきます。私はいつも同じことをお伝えしています。製剤を変えるのは順序ではありません。これまで受けてこられた施術間隔と用量、部位を書き留めた記録があれば、判断はずっと早くなります。お持ちでなければ、今日から残しておいていただくだけでも次の施術は変わってきます。

リフティングとスキンブースターは用量と間隔の基準がまた異なるため、それぞれ別に扱っています。リフティングは ウルセラとサーマクール、どちらが先、スキンブースターは リジュラン・ジュベルック・エクソソームの違いをご覧ください。

参考文献

[1] Kroumpouzos G, Silikovich F. Exploring nonresponse to botulinum toxin in aesthetics: narrative review of key trigger factors and effective management strategies. JMIR Dermatol. 2025;8:e69960. DOI: https://doi.org/10.2196/69960

[2] Rahman E, Alhitmi HK, Mosahebi A. Immunogenicity to botulinum toxin type A: a systematic review with meta-analysis across therapeutic indications. Aesthet Surg J. 2022;42(1):106-120. DOI: https://doi.org/10.1093/asj/sjab058

[3] Ho WWS, Chan L, Corduff N, et al. Addressing the real-world challenges of immunoresistance to botulinum neurotoxin A in aesthetic practice: insights and recommendations from a panel discussion in Hong Kong. Toxins (Basel). 2023;15(7):456. DOI: https://doi.org/10.3390/toxins15070456

上記3編はPubMedに収載された論文です。本文は一般的な医学情報であり、個々の状態に応じた判断は診療を通じて行われます。

本文の画像の一部はAIで生成されたものです。

本記事は医療情報の提供を目的として Zero Lab Clinic が直接作成しました。すべての施術は個人の皮膚状態や体質によって結果が異なり、副作用が生じる可能性があります。施術を受けるかどうかは、診察のうえ医師と十分にご相談のうえお決めください。