ゼロラボ スキン講座
正しい洗顔法、ちゃんと洗えていますか
こんにちは。弘大入口(ホンデイック)駅1番出口のゼロラボクリニック、代表院長のキム・ドンウォンです。
洗顔の話をこれほど長く書くことになるとは、私自身も思っていませんでした。ただ、診察室でいちばん多くいただく質問が洗顔なのです。洗顔フォームで泡立ててこすれば終わりではないか、とよく言われますが、洗い方をひとつきちんと変えただけで肌トラブルが目に見えて減る方をよく拝見します。逆に、この部分を誤って理解されていて、ご自身で皮膚バリアを壊してしまっている方も多くいらっしゃいます。今日は正しい洗顔法を、原理から実際の手順まで、関連する研究の根拠と併せて整理してお伝えします。洗ったあとも内側がつっぱり続けるようであれば、 インナードライ、脂っぽいのになぜつっぱるのか も併せてお読みいただくとよいと思います。
洗顔法が皮膚バリアに与える影響
洗顔は単に汚れを洗い流すだけの工程ではなく、洗顔料の界面活性剤成分が皮膚表面の皮脂膜と水分バリアに直接関わる工程です。石けん(soap)成分は皮膚のpHをアルカリ側へ大きく押し上げ、バリアを最も損傷させる一方、弱酸性の液状洗顔料はpHの変化もバリアの損傷もはるかに少ないという研究結果があります[1]。ですから私たちは洗顔法をご案内する際、まず洗顔料そのもののpHと界面活性剤の種類から確認してくださいとお伝えしています。
1日に何回、どのように洗えばよいのでしょうか
洗顔の回数も、洗顔法でよく迷われる部分です。ニキビのある成人男性を対象に行われた無作為化比較試験では、低刺激の洗顔料で1日2回洗顔したグループはコメドと非炎症性皮疹が有意に改善した一方、1日1回だけ洗顔したグループではむしろ紅斑と炎症性皮疹が増えました[2]。1日4回まで増やしても、2回よりはっきりした追加の改善はありませんでした。カウンセリングで「1日2回、低刺激の洗顔料で」を基本原則としてご案内しているのも、こうした根拠があるからです。たくさん洗うことが答えではない、という意味です。
| 区分 | よくある習慣 | おすすめの洗顔法 |
|---|---|---|
| 水の温度 | 熱いお湯で毛穴を開く | ぬるま湯(30〜35度)で洗う |
| 洗顔の回数 | テカるたびにその都度 | 朝と夜の1日2回 |
| こする強さ | 手やクレンジングブラシで強くこする | 指先で円を描くようにやさしく |
| 仕上げ | タオルでゴシゴシ拭き取る | タオルで軽く押さえて水分を吸わせる |
ゼロラボクリニックがご案内する洗顔5ステップ
- ぬるま湯で顔全体を軽く濡らします。熱いお湯は皮脂膜を過度に洗い流し、かえって乾燥を招くことがあります
- 洗顔料は500ウォン硬貨ほどの量だけ取り、手のひらで先に泡立てます
- 額・鼻・頬・顎の順に、指先で円を描くように30秒から1分ほどだけやさしくマッサージします
- ヘアラインとフェイスラインに洗顔料が残らないよう、ぬるま湯で十分にすすぎます
- タオルでこすらず、押さえて軽くたたくように水分を吸い取ります
肌タイプごとに洗顔料は選び分ける必要があります
ニキビ・脂性肌には、弱酸性のアミノ酸系洗顔料にサリチル酸とセラミドがともに配合された製品が、皮脂と赤ら顔、毛穴のキメを改善しながらバリア指標まで一緒に良くなったという最近の研究があり[3]、敏感で乾燥した成人ニキビ肌でも、弱酸性の泡洗顔料と保湿剤を併用するケアが角層のセラミド量を高めながらニキビを改善させたという結果もあります[4]。洗顔料をひとつ変えるよりも、洗顔のあとの保湿までつながるルーティン全体を洗顔法に含めて考えるのが妥当だと思われます。
こうした習慣は、ご自身で皮膚バリアを壊してしまいます
- クレンジングオイルと洗顔フォームで毎回ダブル洗顔を繰り返す習慣
- 角質除去スクラブを毎日使う習慣
- 洗顔後、特に保湿をせずそのままにしておく習慣
- 肌トラブルが気になるからと1日に何度も洗顔を繰り返す習慣
どの洗顔料がより良いのか、というご質問を1日に何度もいただきます。私の答えはいつも同じです。製品よりも洗い方が先です。洗顔法は些細に見えますが、毎日2回ずつ積み重なる習慣なので、肌のコンディションに与える影響は思いのほか大きいです。ただし、同じ洗顔法がすべての肌に合うわけではありません。今お使いの製品と洗う回数、水の温度を並べて見てみると、どこでずれたのかはおおむね見えてきます。ご自身で判断がつかないときは、お使いの製品をそのままお持ちいただいても構いません。
バリアが壊れたあとのケアは、傷あと・リフティングの記事で別に扱いました。
参考文献
[1] Kuehl BL, Fyfe KS, Shear NH. Cutaneous cleansers. Skin Therapy Lett. 2003;8(3):1-4. PMID: 12858234. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12858234/
[2] Choi JM, Lew VK, Kimball AB. A single-blinded, randomized, controlled clinical trial evaluating the effect of face washing on acne vulgaris. Pediatr Dermatol. 2006;23(5):421-7. DOI: https://doi.org/10.1111/j.1525-1470.2006.00276.x
[3] Ai Levin Y, Lyu Y, He X. Improvement of overall skin condition in acne and oily prone skin with an amino acid cleanser containing salicylic acid, glucuronolactone, and ceramides. J Cosmet Dermatol. 2026;25(3):e70759. DOI: https://doi.org/10.1111/jocd.70759
[4] Isoda K, Seki T, Inoue Y, et al. Efficacy of the combined use of a facial cleanser and moisturizers for the care of mild acne patients with sensitive skin. J Dermatol. 2014;42(2):181-8. DOI: https://doi.org/10.1111/1346-8138.12720
上記4編はPubMed(PMC)に収載された論文です。
本文の画像の一部はAIで生成されています。
本記事は医療情報の提供を目的として Zero Lab Clinic が直接作成しました。すべての施術は個人の皮膚状態や体質によって結果が異なり、副作用が生じる可能性があります。施術を受けるかどうかは、診察のうえ医師と十分にご相談のうえお決めください。
