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レーザー脱毛は何回受ければ終わるのか

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こんにちは。弘大入口(ホンデイック)駅1番出口のゼロラボクリニック、代表院長のキム・ドンウォンです。

レーザー脱毛の全盛期が来てから、もう何年も経ちました。今では受けたことのある方のほうが、受けたことのない方より多くなっています。ところが、カウンセリングでいただく質問は何年も同じです。 「何回やれば終わりますか」

この質問には、すっきりとお答えするのが難しいのです。終わりという概念がない施術だからです。今日はその部分を整理してみます。なぜ終わりがないのか、では間隔はどう取ればよいのか、そしてなぜ私どもがメンテナンス治療をおすすめするのか、です。

FDAが定義した永久的な減少と、中断後の再生までの流れ図

「永久脱毛」という言葉から正確に見ていきます

まず押さえておきたいことがあります。 「永久脱毛」という表現は正確ではありません。

米国FDAが脱毛レーザーに許可した文言は `permanent hair reduction` です。除去(removal)ではなく 減少(reduction)です。そして、その永久性をどう判定するのかも文書に書かれています。ダイオードレーザー脱毛機の許可文書(510(k) K180353)の適応の項目には、こうあります。

永久的な毛の減少とは、施術の過程を終えたあと、 6か月・9か月・12か月の時点で測定したときに、再び生えてくる毛の数が長期的かつ安定的に減少した状態を指す

ゼロではありません。 安定的に減った状態が基準です。私どもが永久と言えるのは、ここまでです。

論文も同じ方向です。ハーバードの研究陣が13名にルビーレーザーを1回照射し、2年間追跡しました。施術の直後は13名全員で毛が減りましたが、 2年後まではっきりした毛の減少が残っていた方は4名でした[1]。ワキを3回施術して6か月を見た比較研究の結論の一文は、もっと直接的です — 6か月以内に部分的な再生が現れるのが典型的であり、そのため追加の施術が必要だ[2]。

下肢に施術した29名を1年追跡した資料では、5回受けた部位は1年後も50%を超える減少が40%で維持されていましたが、 1回だけ受けた部位は0%でした[3]。

何度も行わないと残らない、という意味です。

なぜ一度では終わらないのですか

毛は伸びる時期と休む時期を繰り返します。レーザーは 伸びている時期の毛にしか効きません。

台湾の研究陣がこれを直接確かめました。マウスの毛を成長期にアレキサンドライトレーザーで照射すると、次の成長期に生えてくる毛が細くなり、色素を持つ細胞だけでなく、その隣の 毛乳頭細胞が24%減っていることが確認されました。ところが 休止期に照射したときには、熱損傷も、細胞の減少も、毛が細くなることも観察されませんでした[4]。休止期の毛包は毛乳頭のそばに色素がなく、熱が伝わる経路がないためです。

ヒトの組織でも似た絵が出ます。ワキとビキニラインを1〜3回施術し、3か月・4か月半・6か月後に組織を採取して調べた研究では、 施術を受けた皮膚は休止期の毛包の割合が有意に増えており、細くなった毛の割合も増えていました。 著者らはこの変化の機序を 休止期の誘導とそれに続く毛の縮小と整理しました[5]。

成長期の毛包と休止期の毛包のレーザー反応を比較したカード

ここから答えが得られます。1回照射するとき、いま成長期に入っている毛にだけ効果が出ます。残りの休止期の毛は休んでいるので、効果が出にくいのです。 その残りが成長期に入るのを待って、また施術しなければならないことが、回数が何度も必要な理由です。

そしてその周期は部位ごとに違います。20〜30代の男女20名の大腿と上腕を測定した資料を見ると、こうなっています[6]。

部位成長期全周期
大腿(女)22日84日
大腿(男)54日151日
上腕(女)22日106日
上腕(男)28日108日

部位が違い、性別が違えば、周期も違います。 間隔を一つに決めて、すべての部位に同じように当てはめることはできないという意味です。

回数は何回のことを言うのですか

数字をそのままお見せします。

脚の部位にNd:YAGレーザーを使った29名の資料では、 1回の施術から1か月後に50%を超えて減った部位が44.9%でした。ここまでは、1回受けただけでも目に見えて減るという意味です。ところが5回まで上げると 71.5%になります。問題はその次です。1年後も50%を超える減少が残っていた割合は 5回群40%、1回群0%でした[3]。

1回でも減ることは減ります。ただ、効果が長く残らないだけです。

800nmのダイオードレーザーで38名を平均2.7回施術し、平均8.7か月後に写真で評価した資料では 59%がぽつぽつとした再生のみ を示し、著者らは 出力が高いほど、回数が多いほど長期の効果が良かったと記しました[10]。

ワキを月1回、計3回施術した比較研究では 2回を終えて1か月後が最もよい反応で、その後は機器や出力を変えても6か月時点の結果に差はありませんでした[2]。初めの数回で大きく減り、その後はゆるやかになるという意味です。

施術間隔45日・60日・90日の平均の毛の減少率の棒グラフ

間隔が結果を変えます

この部分には直接の比較研究があります。イランで顔と首にダイオードレーザー脱毛を受けた方々を間隔別に分け、治療を中断して5か月後に毛を数えて比較しました。

施術間隔平均の毛の減少率
45日78.1%
60日45.8%
90日28.7%

P < 0.0001です[7]。

間隔を広げるほど結果は悪くなりました。 90日間隔は45日間隔の半分にも届きません。脱毛をとびとびに受けられると、回数だけ積み上がって結果が残らない理由がここにあります。

ただ、この研究には限界があります。 24名を見た後ろ向き研究であり、間隔を無作為に割り付けたのではなく、患者さんがそれぞれ選んだものです。そして、ここで試された もっとも短い間隔が45日です。

私どもが取る間隔

上の研究で言えるのは「短いほうがよい」までです。2〜3週のほうがさらに良いと確認した研究は まだありません。 ですので、ここから下は論文ではなく私どもの基準として申し上げます。

はじめは2〜3週で細かく進めます。 最初の数回は目に見える毛を早く減らす区間なので、間隔を狭く取ります。夏を前にいらっしゃる方には、特にこのようにご案内しています。

その後は4〜6週、場合によっては8週まで間隔を広げます。 はじめの区間を過ぎると、残る毛は周期の遅いほうなので、細かく照射しても成長期に入っていません。このときは間隔を広げるほうがよいのです。

部位によって変えて取ります。 先に見た周期の資料のとおり、大腿と上腕は違い、顔はまた違います。

一つご安心いただける部分があります。施術間隔が逆説的多毛症の発生率に影響するかを見たメタ分析がありますが、 間隔も機器も発生率に影響はありませんでした[8]。間隔を狭めると副作用が増えるという根拠はありません。

初期の区間と維持の区間で間隔が変わるタイムライン

中断すると戻ります

この数字を見ていただくと、理解が早いと思います。

多毛症のある女性129名にアレキサンドライトレーザーで 毎月1回、計6回 施術し、あごの5×5cmの中にある毛を数えた研究があります。

時点毛の本数
6回目の直前2.80 ± 1.16
最後の施術から6か月後11.27 ± 9.30

6回を終えて施術を終了すると、6か月で4倍になりました[9]。

施術が間違っていたからではありません。毛は生え続けるからです。ですので私どもは 何回を満たせば終わるという形ではご案内しません。 回数を満たす区間があり、そのあとに維持する区間があります。

ただ、メンテナンス治療を 何か月ごとに行うべきかについては、決まった数字がありません。 どの論文にもありません。残っている毛の量と部位、そしてホルモンの状態によって変わるので、私どもは施術の記録を見て決めます。

もういくつか申し上げたいこと

毛の色が明るいと効果が落ちます。 レーザーが狙うのは毛の中の色素なので、金髪や白い毛は標的が少ないか、ありません。そのため脱毛の効果が落ちることになります。

暗い肌では色素の変化がより多く見られます。 800nmのダイオードレーザーで38名を施術した資料では、一時的な色素の変化が29%に現れ、 皮膚タイプIV〜VIでより多く見られました(P = 0.047)[10]。一時的ではありましたが、そのため私どもは肌の色に合わせて出力を調節することが多いです。もちろん、東洋人の範囲では大きく重要な要素になることはまれです。

顔と首では逆説的多毛症をもう一度見ます。 9,733名を集めたメタ分析では統合有病率は3%で、 顔と首に集まっていました。 それ以外の部位では0.08%にしか現れませんでした[8]。まれではありますが、顔の脱毛をされるときは知っておかれるほうがよいと思います。そしてこの場合でも、 治療を続けると改善する場合が多かったです。

毛の色素と施術間隔によって結果が分かれる四分割図

私どもがカウンセリングで確認すること

  • どの部位か — 周期が違うので、間隔と回数がここで分かれます。顔は脚と同じ日程では組みません
  • 毛の色と太さ — レーザーがつかむ色素があるかを見ます。明るく細い毛は結果が違います
  • 肌のトーンと最近の日焼けの有無 — 肌に色素が多い場合は出力を下げて取る必要があります[10]
  • これまで何回を、どの間隔で受けられたか — 他院で受けられていても、記録をお持ちいただければ次の間隔を決めやすくなります
  • いつまでに整えたいか — はじめの間隔を狭めるかを、ここで決めます
  • 女性の場合、ホルモン関連の診断を受けたことがあるか — 回数がもっと必要な場合があります

まとめ

多くの方が「では一生通わなければならないのではないですか」とお尋ねになります。私の答えはこうです。

一生、同じ頻度でいらっしゃらなければならないわけではありません。 はじめに回数を満たす区間があり、その区間を過ぎれば、目立たない程度に減った状態を維持することだけが残ります。先に見た資料のように、残る毛は細く明るくなるので、本数で数えれば残っていても、見た目にはないのと近い状態になります。

何回やれば終了できるのかを申し上げるのは難しいです。ただ、 何回かやって途中でやめてしまうのが一番の損だということは申し上げられます。6回の施術のあと終了された方の毛が、6か月後に再び4倍になった資料がこれを裏づけます。


参考文献

[1] Dierickx CC, Grossman MC, Farinelli WA, Anderson RR. Permanent hair removal by normal-mode ruby laser. Arch Dermatol. 1998;134(7):837-842. DOI: https://doi.org/10.1001/archderm.134.7.837

[2] Handrick C, Alster TS. Comparison of long-pulsed diode and long-pulsed alexandrite lasers for hair removal: a long-term clinical and histologic study. Dermatol Surg. 2001;27(7):622-626. DOI: https://doi.org/10.1046/j.1524-4725.2001.00338.x

[3] Lorenz S, Brunnberg S, Landthaler M, Hohenleutner U. Hair removal with the long pulsed Nd:YAG laser: a prospective study with one year follow-up. Lasers Surg Med. 2002;30(2):127-134. DOI: https://doi.org/10.1002/lsm.10032

[4] Chiu HY, Wang WH, Kuan CH, et al. Depilatory laser miniaturizes hair by inducing bystander dermal papilla cell necrosis through thermal diffusion. Lasers Surg Med. 2022;54(6):916-927. DOI: https://doi.org/10.1002/lsm.23533

[5] McCoy S, Evans A, James C. Long-pulsed ruby laser for permanent hair reduction: histological analysis after 3, 4 1/2, and 6 months. Lasers Surg Med. 2002;30(5):401-405. DOI: https://doi.org/10.1002/lsm.10047

[6] Seago SV, Ebling FJ. The hair cycle on the human thigh and upper arm. Br J Dermatol. 1985;113(1):9-16. DOI: https://doi.org/10.1111/j.1365-2133.1985.tb02038.x

[7] Bouzari N, Tabatabai H, Abbasi Z, Firooz A, Dowlati Y. Hair removal using an 800-nm diode laser: comparison at different treatment intervals of 45, 60, and 90 days. Int J Dermatol. 2005;44(1):50-53. DOI: https://doi.org/10.1111/j.1365-4632.2004.02423.x

[8] Snast I, Kaftory R, Lapidoth M, Levi A. Paradoxical Hypertrichosis Associated with Laser and Light Therapy for Hair Removal: A Systematic Review and Meta-analysis. Am J Clin Dermatol. 2021;22(5):615-624. DOI: https://doi.org/10.1007/s40257-021-00611-w

[9] Alijanpour R, Aliakbarpour F. A randomized clinical trial on the comparison between hair shaving and snipping prior to laser hair removal sessions in women suffering from hirsutism. J Cosmet Dermatol. 2017;16(1):70-75. DOI: https://doi.org/10.1111/jocd.12280

[10] Campos VB, Dierickx CC, Farinelli WA, Lin TY, Manuskiatti W, Anderson RR. Hair removal with an 800-nm pulsed diode laser. J Am Acad Dermatol. 2000;43(3):442-447. DOI: https://doi.org/10.1067/mjd.2000.107239

上の10編はPubMedに収載された論文です。本文で引用した永久的な毛の減少の定義は、米国FDA 510(k)許可文書K180353の適応の項目から取りました。本文は一般的な医学情報であり、個人の状態についての判断は診療を通じて行われます。

本記事は医療情報の提供を目的として Zero Lab Clinic が直接作成しました。すべての施術は個人の皮膚状態や体質によって結果が異なり、副作用が生じる可能性があります。施術を受けるかどうかは、診察のうえ医師と十分にご相談のうえお決めください。